概要

本装置は、多重化伝送装置などで通信回線を構成する場合の回線分岐に使用される装置で、電話回線および
データ伝送回線の分岐接続や中継を行うことができます。　
4W→2W変換基板(2W-CON-A)はエコーキャンセラー方式を採用しており、バランス調整の必要がありません。　
筐体は、JIS19インチラック取付型で回線ユニットの組合せで5回線までの分岐接続が自由に構成できます。

機能

「２Ｗ回線ユニット（２Ｗ-ＣＯＮ）（２Ｗ-ＣＯＮ-Ａ）」
・4W→2W回線の分岐、接続を行うことができます。
・エコーキャンセル処理により、HYBバランス調整がありません。(2W-CON-Aのみ)
・磁石回線の着信中継を行うためのリング信号(16Hz)検出回路を実装しています。
　※リング信号送出中継を行う場合、外部からのリング信号の供給が必要です。
・ジャンパー設定により2W回線に擬似抵抗を挿入し、回線のインピーダンス変化を軽減することができます。
・2W回線の回線インピーダンスは、接続する回線に合わせて370Ω、600Ω、1400Ωの3段階に設定することができます。
・2W回線側をＵリンクにより、回線を切り分けることができます。
・出力レベルは、-8dBmと-4dBmの２段階に設定できます。

「4W回線ユニット（4W-ＣＯＮ）」
・4W回線の分岐・接続を行うことができます。
・SS・SRの中継用インターフェース回路を実装しており呼出時地気、または開放をジャンパーピンで設定できます。
・4WS・4WRライン共にアッテネーター（スイッチ式）を実装し、各伝送機器の規定レベルに設定することができます。
・4W回線側をUリンクによって、回線を切り分けることができます。

「電源ユニット（ＰＯＷ-ＤＣ）（ＰＯＷ-１００）」
・電源は、電源ユニットPOW-DC(-24V、-48V)、POW-100(AC100V)が選択できます。
・POW-DCは、ワイドレンジを採用しており、-24V,-48Ｖに対応します。

資料